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ジョシュア・ベルは何よりもその詩的ともいえる音楽性によって、世界の一流音楽家の中でも傑出した地位を得ている。
ベルの名声はダイナミックな演奏はもとより、豊かな感性と思想性---彼がいわゆる神童と成熟した芸術化とのギャップを埋めることに成功した要因はここにある---によっても支えられている。
1967年、インディアナ州ブルーミントンに生まれたジョシュア・ベルは4歳で初めてヴァイオリンを与えられ、12歳の頃には真剣にヴァイオリンに取り組むようになった。
そのころ有名な奏者・教育者のジョーゼフ・ギンゴールドと出会ったことでますますヴァイオリンに打ち込み、ギンゴールドはベルにとって生涯忘れえぬ恩師となった。
1981年14歳のときにゼネラル・モータズ主催のコンクールで優勝、同年ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団と共演して絶賛されて以来、アシュケナージ、ブロムシュテット、デュトワ、エッシェンバッハ、ガーディナー、ノリントン、小澤、サロネン等の指揮者とベルリン・フィルをはじめボストン響、ニューヨーク・フィル等世界の著名なオーケストラと共演を果たしている。
彼はソロのコンサートだけでは飽き足らず、定期的に行われる室内楽やメンデルスゾーンやベートーヴェンの協奏曲でカデンツァを自作するなど作曲にも目を向け、自身の音楽性を幅広く深いものにするための努力を欠かさない。
1998年にソニー・クラシカルに移籍して以来、グラミー賞を獲得した「モー:ヴァイオリン協奏曲」をはじめとして多くのアルバムを発表している。
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